ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

リポ多糖が誘発した 全身性炎症反応症候群のラットにてケルセチンは、涙腺組織の酸化機能障害を調節する

Quercetin as a modulator of oxidative dysfunctions in lacrimal gland tissues of rats under lipopolysaccharide-induce systemic inflammatory response

著作名:
T. O. Romantseva
V. O. Kostenko
出典:
Actual Problems of the Modern Medicine: Bulletin of Ukrainian Medical Stomatological Academy
2024
24
223-228
DOI:
10.31718/2077-1096.24.4.223
キーワード:
全身性炎症反応症候群
ラット
ケルセチン
抗酸化作用
涙腺
動物実験
要旨:
サルモネラ菌由来のリポ多糖で惹起した全身性炎症反応症候群のモデルラットは、涙腺組織に超酸化物アニオンラジカルが顕著に上昇した。NADPH依存性電子伝達系・ミトコンドリア電子伝達・白血球のNADPHオキシダーゼの活性化の3点が、酸化ストレスの主な原因であった。ケルセチンの投与は、全ての発生源にて、超酸化物アニオンラジカルの生成を阻害して、涙腺を保護した。