ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

食物性のケルセチンは、トウヨウミツバチ(ミツバチ科)の腸内細菌叢の多様性と豊富さを調節する

Dietary Quercetin Regulates Gut Microbiome Diversity and Abundance in Apis cerana (Hymenoptera Apidae)

要旨:
ミツバチを4群に分け、0, 37.8, 75.6, 151.2 mg/Lのケルセチンを、それぞれに投与した。5および9日後の腸内サンプルを分析して、腸内細菌叢を調査した。5日後には、腸内細菌叢の多様性に変化が生じており、高濃度群(75.6および151.2 mg/L)ではラクトバチルス属の存在比が減少した。9日後には、腸内細菌叢が悪影響から回復し、37.8 mg/L群にてGilliamellaの個体数が増加した。