ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

大豆蛋白質とオート麦β-グルカンを基盤とするナノ粒子にケルセチンを担持する: 相互作用・構造・安定性・in vitro放出

Preparation and characterization of quercetin-loaded nanoparticles based on soy protein isolate-oat β-glucan extrudates: Interaction, structure, stability, and in vitro release properties

著作名:
Jinpeng Li
Liang Li
出典:
Food Research International
2025
202
115576
DOI:
10.1016/j.foodres.2024.115576
キーワード:
大豆蛋白質
オート麦β-グルカン
ナノ粒子
ケルセチン
非晶質
抗酸化作用
安定性
徐放性
要旨:
大豆蛋白質とオート麦β-グルカンから成るナノ粒子に、封入効率75.63~80.30%でケルセチンを担持した。大豆蛋白質/オート麦β-グルカン結合体が水素結合と疎水性相互作用にて、ケルセチンの周囲に存在すると、ケルセチンの構造が結晶状態から非晶質状態に変化した。ナノ粒子はケルセチンの抗酸化作用をフリーの状態に比べて向上し、保存安定性を改善して、21日後のケルセチン保持率は31.89~39.82%であった。ナノ粒子はまた、模擬腸液中にてケルセチンを継続的に放出し18.99~21.10%の累積放出率を示した。