ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

気相および水相におけるケンフェロールとケルセチンの変換メカニズム・反応速度論・生態毒性: 理論および実験による研究

Transformation mechanism, kinetics and ecotoxicity of kaempferol and quercetin in the gaseous and aqueous phases: A theoretical combined experimental study

要旨:
活性酸素種によるケンフェロールとケルセチンの分解メカニズムを、理論と実験の両面から研究した。ラジカル消去には、水素原子移動(HAT)・ラジカル付加物形成(RAF)・1電子移動(SET)の3種類あるが、中性のケルセチンとケンフェロールはRAFとHATがメインの反応で、アニオン性のケルセチンとケンフェロールではSETが重要であった。蛍光プローブとフローサイトメトリーの結果、ケンフェロールとケルセチンがフリーラジカルによって効率的に分解され、ケルセチンの方が優れた効果を発揮した。