高血糖がラット髄核細胞に誘発した小胞体ストレスに起因するアポトーシスは、ケルセチンが軽減する
Quercetin Alleviates Hyperglycemic-Generated Endoplasmic Reticulum Stress-Contacted Apoptosis of Rat Nucleus Pulposus Cells
- 出典:
- Balkan Medical Journal
- 2025
- 42
- 27-36
- DOI:
- 10.4274/balkanmedj.galenos.2024.2024-7-92
- 要旨:
- 髄核細胞のアポトーシスは、椎間板変性症の進行の原因である。ラット由来の髄核細胞を高濃度(200 μM)のグルコースで刺激すると、小胞体ストレスに起因するアポトーシスを誘発して、生存率が低下した。予めケルセチン(60 μM)を投与した髄核細胞では、高濃度グルコースによるアポトーシスを軽減した。ケルセチンはPERK/eIF2α/ATF4経路を調節して、小胞体ストレスを軽減した。