ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

完全フロイントアジュバントがラットに誘発した炎症性疼痛は、ルチンが軽減する

Rutin attenuates complete Freund’s adjuvant-induced inflammatory pain in rats

著作名:
Fatemeh Forouzanfar
Ali Mohammad Pourbagher-Shahri
Amir Mahmoud Ahmadzadeh
出典:
Iranian Journal of Basic Medical Sciences
2025
28
332-339
DOI:
10.22038/ijbms.2024.81572.17655
キーワード:
関節炎
ラット
ルチン
抗酸化作用
インドメタシン
動物実験
要旨:
完全フロイントアジュバントで惹起した関節炎のモデルラットにルチンを投与すると、足のむくみ・疼痛応答・関節炎スコア・体重減少を顕著に改善した。ルチンは血中のカタラーゼおよびSOD活性を上昇し、総チオールを増大し、マロンジアルデヒドは減少して、抗酸化作用を発揮した。高用量(30 mg/kg)のルチンは、ポジコンに用いたインドメタシン(5 mg/kg)と同等の効果を示した。