ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

心線維症の治療に関連した、ケルセチン・ミリセチン・ケンフェロールによるTGF-β1およびガレクチン-3の阻害に関するin silico研究

In silico studies on quercetin, myricetin, and kaempferol in inhibiting TGF-β1 and galectin-3 for cardiac fibrosis management

要旨:
心線維症はTGF-β1とガレクチン-3の上昇と関連しており、この2つの蛋白質は重要な治療標的である。一方、フラボノイドが心線維症に有効であることが知られており、代表例を対象に選び分子ドッキングで検証した。TGF-β1との結合エネルギーは、ケルセチン: −8.9 kcal/mol、ミリセチン: −8.5 kcal/mol、ケンフェロール: −7.6 kcal/molであった。ガレクチン-3との結合エネルギーは、ケルセチン: −7.5 kcal/mol、ミリセチン: −7.0 kcal/mol、ケンフェロール: −5.7 kcal/molであった。