ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

シクロホスファミドが誘発した肝毒性における、ケルセチンによるM1/M2マクロファージ分極と肝保護効果

The M1/M2 Macrophage Polarization and Hepatoprotective Activity of Quercetin in Cyclophosphamide-Induced Experimental Liver Toxicity

要旨:
シクロホスファミドで惹起した肝毒性のモデルマウスにケルセチンを投与すると、肝機能を改善し、肝中のBax・カスパーゼ-3・TNF-α・IL-1β・NF-κBを低減して、アポトーシスと炎症を抑制した。ケルセチンはまた、マクロファージM1極性マーカーのCD86を下方調節し、M2極性マーカーのCD163は上方調節して、M2極性化を促進した。