ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

乳癌細胞におけるNrf2依存性酸化ストレスの産生に関する、ケルセチンとビタミンCの役割

The role of quercetin and vitamin C in Nrf2‑dependent oxidative stress production in breast cancer cells

著作名:
Zohreh Mostafavi‑Pour
Fatemeh Ramezani
Fatemeh Keshavarzi
Nasser Samadi
出典:
Oncology Letters
2017
13
1965-1973
DOI:
10.3892/ol.2017.5619
キーワード:
乳癌
ケルセチン
ビタミンC
酸化ストレス
Nrf2
要旨:
各種癌細胞(A549・MCF-7・MDA-MB-468・MDA-MB-231)に対するIC50値は、ケルセチンが155.1~232.9 μMで、ビタミンCが271.6~480.1 μMであった。両者とも、Nrf2の発現を減少して癌細胞に酸化ストレスをもたらしたが、特に乳癌細胞で顕著であった。ケルセチンとビタミンCはNrf2の細胞質濃度を上昇し、核内濃度は低下して、核移行の阻害作用を示唆した。