ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ワサビノキ・ケルセチン・イソケルセチンのアンジオテンシン変換酵素阻害活性の評価と検証: 蛍光および吸光度測定法の比較

Evaluation and validation of angiotensin-converting enzyme inhibitory activity of moringa oleifera, quercetin, and isoquercetin: A comparative study of fluorescence and absorbance measurement methods

要旨:
ワサビノキ抽出物・ケルセチン・イソケルセチンのアンジオテンシン変換酵素(ACE)の阻害活性を測定した。当初、o-フタルアルデヒドを用いる蛍光誘導体化法で評価したが、イソケルセチンが蛍光の読み取りを阻害するため、イソケルセチンのACE阻害活性は過大評価された。そこで、吸光度法を実施したところ、カプトプリルは同様のACE阻害活性を示したが、ワサビノキ抽出物は低い活性を示した。よって、フラボノイドまたはフラボノイドを多く含むサンプルのACE阻害活性は、吸光度法で行うべきである。