ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

抗癌および抗真菌活性を目的に新規に設計したケルセチン-イミダゾール誘導体のin silico調査および分子動力学シミュレーション

In Silico Investigation and MD Simulation Approaches of Newly Designed Quercetin–Imidazole Analogs for Anticancer and Antifungal Efficacy

要旨:
抗癌および抗真菌活性の増強を目的に、ケルセチンの3-OHおよび4位ケトンの2カ所の酸素原子を窒素原子で置換したイミダゾールがC環と縮環した新規ケルセチン誘導体を考案した。合成に先立って、in silicoにて活性予測を行った。ヒト上皮成長因子受容体(EGFR)との親和性は、最大で−10.7 kcal/molが算出された。ラノステロール-14α-デメチラーゼ受容体には、最大で−9.31 kcal/molを予測した。