ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

関節リウマチの女性患者の炎症性因子と症状へのケルセチンの効果: 二重盲検ランダム化比較試験

The Effect of Quercetin on Inflammatory Factors and Clinical Symptoms in Women with Rheumatoid Arthritis: A Double-Blind, Randomized Controlled Trial

要旨:
女性の関節リウマチ患者50名を対象とする、二重盲検臨床研究。ランダムに2群に分け、介入群は1日500 mgのケルセチンを8週間服用し、コントロール群はプラセボを服用した。ケルセチン群はプラセボ群と比べて有意に(P<0.05)、早朝の手のこわばり・朝の手の痛み・活動後の痛み・TNF-α値を低減した。ケルセチンはまた、臨床評価指標のDAS-28およびHAQも改善した。 一方、腫脹関節数・赤血球沈降速度は、両群間で差を認めなかった。