ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

システム代謝工学により、酵母Yarrowia lipolyticaにおけるケルセチンの新規生合成を実現して収率を増加する

De novo biosynthesis of quercetin in Yarrowia Lipolytica through systematic metabolic engineering for enhanced yield

著作名:
Yuxing Dong
Wenping Wei
Mengfan Li
Tao Qian
Jiayun Xu
Xiaohe Chu
Bang-Ce Ye
出典:
Bioresources and Bioprocessing
2025
12
5
DOI:
10.1186/s40643-024-00825-w
キーワード:
Yarrowia lipolytica
酵母改変
発酵生産
ケルセチン
ケンフェロール
要旨:
酵母Yarrowia lipolyticaを改変して、ケルセチンとケンフェロールの発酵生産法を改良した。リンカー(GGGGS)2で、F3H遺伝子とFLS遺伝子を融合したF3H-(GGGGS)2-FLSをゲノムに統合すると、ナリンゲニンからケンフェロールの生産を実現した。このケンフェロール生産株にFMOCPR遺伝子を導入すると、ケンフェロールからケルセチンの合成が可能になった。振とうフラスコ培養にて、ケンフェロールとケルセチンの力価はそれぞれ、194.30±7.69および278.92±11.58 mg/Lであった。