ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ティーツリーオイル・ケルセチン・ロスマリン酸を含む新規O/W型ナノ乳濁液は、乳癌細胞にアポトーシスを促進して増殖を阻害する

Anti-proliferative and Pro-apoptotic Activity of a Novel Oil-in-Water Nanoemulsion Containing Tea Tree Oil, Quercetin, and Rosmarinic Acid in Breast Cancer Cells

要旨:
ティーツリーオイル・ケルセチン・ロスマリン酸を用いて、新規O/W型ナノ乳濁液を調製した。得られた乳濁液の粒径はnmスケールの範囲内であり、約200 nmの癌細胞を標的とするには理想的なサイズであった。ナノ乳濁液はまた、4℃で4週間安定であることを確認した。ヒト由来乳癌細胞株MDA-MB-231にナノ乳濁液(3.9 μg/mL)を投与すると、アポトーシスを誘導して、増殖を顕著に阻害した。