糖尿病の肥満ラットにて、ケルセチンと運動はPI3K/AKT/FOXO3経路を介して、アポトーシスと心筋症を調節する
The Role of Quercetin and Exercise in Modulating Apoptosis and Cardiomyopathy via PI3K/AKT/FOXO3 Pathways in Diabetic Obese Rats
- 出典:
- Cell Journal
- 2024
- 26
- 559-568
- DOI:
- 10.22074/cellj.2024.2042044.1682
- 要旨:
- 高脂肪食とストレプトゾトシンで惹起した糖尿病のモデルラットを以下6群に分け、8週間の処置を行った。1) 対照群、2) ケルセチン投与群(15 mg/kg)、3) 高強度インターバルトレーニング群、4) 中強度トレーニング継続群、5) ケルセチン投与+高強度インターバルトレーニング群、6) ケルセチン投与+中強度トレーニング継続群。心筋中のPI3KとAKTを増大し、FOXO3とカスパーゼ-8を減少したのは3)4)5)6)であり、運動が効果的であった。血糖値の低下・脂質プロファイルの改善・炎症および酸化ストレスの低減は、2)~6)の全てが効果的であったが、組合せの5)6)が良好であった。5) VS. 6)には差がなかった。