ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンはMAPKシグナル伝達経路を阻害して、エステル化されていない脂肪酸がウシ子宮内膜上皮細胞に誘発したアポトーシス・脂質蓄積・酸化ストレスを軽減する

Isorhamnetin Ameliorates Non-Esterified Fatty Acid-Induced Apoptosis, Lipid Accumulation, and Oxidative Stress in Bovine Endometrial Epithelial Cells via Inhibiting the MAPK Signaling Pathway

要旨:
ウシ子宮内膜上皮細胞を非エステル化脂肪酸(NEFAs)で刺激すると、増殖が阻害され、アポトーシスを促進した。イソラムネチンの投与は、NEFAsがもたらしたBaxとカスパーゼ-3の上昇を逆転してアポトーシスを抑制すると共に、IL-1β・IL-6・TNF-αを軽減して抗炎症作用を発揮した。イソラムネチンはまた、p38・ERK・JNKのリン酸化の割合を減少して、NEFAsが活性化したMAPK経路の抑制を示唆した。