関節リウマチのモデルラットにおける、ケルセチンの抗炎症および肝保護効果
Anti-inflammatory and Hepatoprotective Effects of Quercetin in an Experimental Model of Rheumatoid Arthritis
- 著作名:
- Ana Carolina de Figueiredo Costa
- Luane Macedo de Sousa
- Joana Maria dos Santos Alves
- Paula Goes
- Karuza Maria Alves Pereira
- Ana Paula Negreiros Nunes Alves
- Mariana Lima Vale
- Delane Viana Gondim
- 出典:
- Inflammation
- 2021
- 44
- 2033–2043
- DOI:
- 10.1007/s10753-021-01479-y
- 要旨:
- 関節リウマチのモデルラットを用いて、既存治療薬メトトレキサートとケルセチンの比較を行った。投与量としてメトトレキサート0.75 mg/kgとケルセチン25 mg/kgとがほぼ同等の効果をもたらし、侵害受容の閾値・滑液への白血球流出・炎症性浸潤・炎症マーカー(TNF-αおよびIL-17)を正常化した。しかし、IL-10の低下はメトトレキサートだけに見られ、ケルセチンには見られなかった。また、メトトレキサートの副作用として、肝臓でのトランスアミラーゼの上昇を認めたが、ケルセチンを共投与すると回避できた。