ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ゲムシタビンが誘発した肝毒性を緩和する、ケルセチンを含むリポソームナノキャリアの開発: 最適化・in vitro評価・in vivo評価

Development of quercetin-loaded liposomal nanocarriers for alleviation of gemcitabine-induced hepatotoxicity: Optimization, in-vitro, and in-vivo evaluation

要旨:
ケルセチンを含むリポソームを調製するに当たり、粒径・多分散性指数・ゼータ電位・ケルセチンの封入効率・放出特性を指標として最適化した。抗癌剤ゲムシタビンで惹起した肝損傷のラットに、最適化したケルセチンを含むリポソームを投与した。その結果、肝組織におけるNrf2の発現を上昇調節し、NF-κBとTNF-αの発現は下方調節して、ゲムシタビンがもたらした肝損傷を軽減した。