ケルセチンとロスバスタチンは、シクロホスファミドが誘発したマウスの早発卵巣不全を改善する
Effects of quercetin and rosuvastatin each alone or in combination on cyclophosphamide-induced premature ovarian failure in female albino mice
- 出典:
- Human & Experimental Toxicology
- 2019
- 38
- 1283-1295
- DOI:
- 10.1177/0960327119865588
- 要旨:
- シクロホスファミドで惹起した早発卵巣不全のモデルマウスにケルセチンもしくはロスバスタチンを投与すると、原始卵胞が増加し、閉鎖卵胞は減少した。ケルセチンとロスバスタチンは、血中の抗ミュラー管ホルモンを増加し、卵巣組織の酸化ストレスを軽減した。よって、ケルセチンとロスバスタチンによる早発卵巣不全の改善を示唆したが、いずれの評価項目もそれぞれの単独投与より共投与が良好な結果を与えた。