ケルセチンはlncRNA SNHG7/miR-34a-5p経路を介し、非小細胞肺癌の増殖を阻害して、アポトーシスを誘導する
Quercetin inhibits proliferation of and induces apoptosis in non-small-cell lung carcinoma via the lncRNA SNHG7/miR-34a-5p pathway
- 出典:
- Immunopharmacology and Immunotoxicology
- 2021
- 43
- 693-703
- DOI:
- 10.1080/08923973.2021.1966032
- キーワード:
- 非小細胞肺癌
- ケルセチン
- SNHG7
- miR-34a-5p
- 要旨:
- 非小細胞肺癌(NSCLC)に対する、ケルセチンの役割を解明した。NSCLCでは、長鎖ノンコーディングRNAと小核RNA宿主遺伝子7(SNHG7)の発現が上昇し、マイクロRNAのmiR-34a-5pの発現は低下した。SNHG7の過剰発現と、miR-34a-5pの阻害は、NSCLCの増殖と転移を促進した。ケルセチンのNSCLC阻害作用は、SNHG7の等価体ないしmiR-34a-5p阻害剤によって打消された。