ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンの酸化ストレスへの細胞保護効果は、C2C12筋芽細胞中のNrf2依存性HO-1発現の上方調節が媒介し、活性酸素種を除去してERKを不活性化する

The cytoprotective effect of isorhamnetin against oxidative stress is mediated by the upregulation of the Nrf2-dependent HO-1 expression in C2C12 myoblasts through scavenging reactive oxygen species and ERK inactivation

著作名:
Yung Hyun Choi
出典:
General Physiology and Biophysics
2016
35
145–154
DOI:
10.4149/gpb_2015034
キーワード:
筋芽細胞
イソラムネチン
抗酸化作用
活性酸素種
Nrf2/HO-1
要旨:
マウス由来筋芽細胞C2C12を用いる、イソラムネチンの薬効評価。イソラムネチンは過酸化水素で惹起した活性酸素種を除去し、アポトーシスとDNAの損傷を軽減し、Nrf2の発現とリン酸化を促進した。HO-1(Nrf2と連動する)阻害剤の存在下では、イソラムネチンの抗酸化作用が打消され、Nrf2/HO-1経路による作用機序を明らかにした。