イソラムネチンの酸化ストレスへの細胞保護効果は、C2C12筋芽細胞中のNrf2依存性HO-1発現の上方調節が媒介し、活性酸素種を除去してERKを不活性化する
The cytoprotective effect of isorhamnetin against oxidative stress is mediated by the upregulation of the Nrf2-dependent HO-1 expression in C2C12 myoblasts through scavenging reactive oxygen species and ERK inactivation
- 要旨:
- マウス由来筋芽細胞C2C12を用いる、イソラムネチンの薬効評価。イソラムネチンは過酸化水素で惹起した活性酸素種を除去し、アポトーシスとDNAの損傷を軽減し、Nrf2の発現とリン酸化を促進した。HO-1(Nrf2と連動する)阻害剤の存在下では、イソラムネチンの抗酸化作用が打消され、Nrf2/HO-1経路による作用機序を明らかにした。