ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ネットワーク薬理学に基づくケルセチンによるII型糖尿病の治療可能性

Therapeutic Potential of Quercetin in Type 2 Diabetes Based on a Network Pharmacology Study

要旨:
各種データベースより取得したII型糖尿病とケルセチンに共通する遺伝子情報を基に、ネットワーク薬理学解析を行った。ケルセチンはアポトーシスの過程に関与しており、インスリン・エストロゲン・プロラクチン・EGFR受容体の調節にも寄与している。AKT1・GSK3B・SRC・IGF1R・MMP9・ESR2・PIK3R1・MMP2をコア蛋白質に特定したが、分子ドッキングの結果、ケルセチンはこれら全てと高い親和性を示した。