ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

子宮内膜症のラットモデルにおける、ケルセチンが視床下部-下垂体-性腺系へ及ぼす影響

Preliminary Study of Quercetin Affecting the Hypothalamic-Pituitary-Gonadal Axis on Rat Endometriosis Model

要旨:
手術で惹起した子宮内膜症のモデルラットに低用量の(60 mg/kg)ケルセチンを投与すると、減少した血中の卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンを回復した。これらは、中(150 mg/kg)および高用量(375 mg/kg)では逆に減少して、異所性子宮内膜の萎縮を示唆した。視床下部・下垂体・異所性子宮内膜におけるエストロゲン受容体αとプロゲステロン受容体の発現にも同様の傾向を認めた。