ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはプロテアソーム/GSK-3経路を介して、in vivoおよびin vitroにて心筋肥大を予防する

Quercetin Prevents In Vivo and In Vitro Myocardial Hypertrophy Through the Proteasome-GSK-3 Pathway

要旨:
Vivo: 腹部大動脈の結紮で惹起した心肥大のモデルラットにケルセチンを投与すると、心エコー検査にて心機能の改善を認めた。Vitro: 心筋細胞をアンジオテンシンIIで刺激して、心肥大の細胞モデルとした。ケルセチンの投与はプロテアソームを阻害し、特に核内のPSMB5レベルを低下した。ケルセチンはまた、リン酸化されたGSK-3の不活性体を減少して、GSK-3活性の増進を示唆した。