ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとビタミンCは酸化ストレスと核因子κB(NF-κB)発現を減少して、塩化コバルトがラットに誘発した高血圧を軽減する

Quercetin and Vitamin C Mitigate Cobalt Chloride-Induced Hypertension through Reduction in Oxidative Stress and Nuclear Factor Kappa Beta (NF-Kb) Expression in Experimental Rat Model

要旨:
塩化コバルトを投与したラットは、血中のマロンジアルデヒドと過酸化水素が上昇し、一酸化窒素は減少した。心および腎組織においては、GPx活性とグルタチオン濃度が低減した。ケルセチンとビタミンCの共投与は、それぞれの単独投与時と比べて顕著に塩化コバルトの悪影響を逆転し、収縮期血圧・拡張期血圧・平均血圧を有意に低下した。塩化コバルトがもたらしたNF-κBの高発現も、組合せが低減した。