抗癌療法の効果的な増感剤としてのルチン、 多面的なメカニズムと併用療法への適用性の洞察
Rutin: A Flavonoid as an Effective Sensitizer for Anticancer Therapy; Insights into Multifaceted Mechanisms and Applicability for Combination Therapy
- 出典:
- Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine
- 2021
- 2021
- 9913179
- DOI:
- 10.1155/2021/9913179
- 要旨:
- 1995~2021年に発表された、主にvitro実験の論文を中心に、ルチンの抗癌作用のメカニズムを論じた総説。始めにルチンの化学的性質と、一般的な薬理作用をまとめ、イントロとした。本論では、アポトーシスと細胞周期の停止、癌細胞株に対するルチンの単独処置、抗酸化剤との組合せ、抗癌剤との組合せ二章分けして、シグナル伝達を論じている。