ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

口腔癌におけるケルセチンの治療効果: 酸化的損傷・アポトーシス・転移抑制に焦点を当てた前臨床研究のシステマティックレビュー

Therapeutic effects of quercetin in oral cancer therapy: a systematic review of preclinical evidence focused on oxidative damage, apoptosis and anti-metastasis

要旨:
各種データベースにて得た、2023年4月までに発表され、ケルセチンが口腔癌に治療効果を示した論文のヒットは193件であった。その内18件が、システマティックレビューの適格基準を満足した。ケルセチンは口腔癌細胞の増殖を阻害し、生存率を減少し、腫瘍部分の体積・遊走・浸潤・転移を縮小した。作用メカニズムは、癌細胞における酸化的損傷とアポトーシスの誘導である。