ケルセチンでコーティングした銀ナノ粒子と蛋白質との複合体の、抗菌活性と形成メカニズム
The antibacterial activity and formation mechanism of quercetin-coated silver nanoparticles and protein complex
- 出典:
- Journal of Molecular Structure
- 2025
- 1334
- 141878
- DOI:
- 10.1016/j.molstruc.2025.141878
- 要旨:
- 銀ナノ粒子の表面をケルセチンでコーティングすると、未コーティング時と比べて大腸菌および黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性が著しく向上した。コーティングした銀ナノ粒子を各種蛋白質(リゾチーム・γ-グロブリン・フィブリノーゲン)との間で複合体を形成すると、リゾチームおよびγ-グロブリンとの抗菌活性はさらに向上した。一方、フィブリノーゲン複合体の抗菌活性は、反って低下した。リゾチームにはナノ粒子との結合部位が2カ所存在し、γ-グロブリンおよびフィブリノーゲンでは1カ所であった。