ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

新規DDSとしてのケルセチンPEG化リポソーム製剤、子宮頸癌へのin vitroおよびin vivo効果

Effect of a Drug Delivery System Made of Quercetin Formulated into PEGylation Liposomes on Cervical Carcinoma In Vitro and In Vivo

要旨:
ポリエチレングリコール(PEG)にケルセチンリポソームを担持した製剤を作成し、フリーのケルセチンおよびPEG化していないケルセチンリポソームと、薬効を比較した。ヒト由来子宮頸癌細胞株HeLaへのIC50値は、PEGケルセチンリポソームが3.0 μM、ケルセチンリポソームが3.3 μM、ケルセチンが5.5 μMであった。また、子宮頸部癌腫細胞U14を移植したマウスモデルでは、PEGケルセチンリポソームが他の2つと比べて顕著に、腫瘍組織を縮小した。