ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

リンパ腫への新しい治療アプローチとしてのケルセチン

Quercetin as a Novel Therapeutic Approach for Lymphoma

要旨:
ケルセチンのリンパ腫への作用をまとめた総説。まず、ケルセチンの標的としての悪性細胞に関する概論を述べている。リンパ腫の各論では、多発性骨髄腫・T細胞性リンパ腫・びまん性大細胞型B細胞リンパ腫・バーキットリンパ腫・抗悪性細胞の分子メカニズム・細胞増殖への作用・酸化ストレス・オートファジー・アポトーシスに章分けしてケルセチンの作用を論じている。細胞実験・動物実験の論文が中心だが、臨床研究の文献を1報取上げた。