ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

バシトラシンとルチンは、炎症性単球と急性骨髄性白血病の芽球における組織因子の産出を調節する

Bacitracin and Rutin Regulate Tissue Factor Production in Inflammatory Monocytes and Acute Myeloid Leukemia Blasts

要旨:
形質転換した骨髄芽球および炎症性単球による組織因子の異常な発現は、急性骨髄性白血病における血液凝固を活性化する。組織因子による血液凝固には、チオール-ジスルフィド交換反応が関与することに着目し、PDI阻害剤ルチンおよびバシトラシンの作用を調査した。2種の組合せは、リポ多糖で惹起した単球性組織因子の産出を防止して、抗凝固活性を発揮した。