ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンナノ粒子によるホワイトスポットの再石灰化: in vitro研究

Evaluation of Remineralization of White Spot Lesions with Quercetin Nanoparticles: An in vitro Study

要旨:
大臼歯76個を19個ずつ4群に分け、以下の処置を10日間行った。1) 1000 ppm フッ化ナトリウム(標準療法)、2) 6.5% フリーのケルセチン、3) 4000 ppm ケルセチンナノ粒子、4) 脱イオン水。再石灰化後の表面微小硬度はフッ化ナトリウムとケルセチンナノ粒子が、他の2群と比べて顕著に高かった(P<0.001)。フッ化ナトリウムとケルセチンナノ粒子の間には差がなく、ケルセチンナノ粒子によるホワイトスポットの再石灰化は、標準療法と同等の効果を認めた。