ネットワーク薬理学解析と実験による、加齢性腺機能低下症候群の改善におけるケルセチンの役割とメカニズムの解明
The role and mechanism of quercetin in improving late-onset hypogonadism through network analysis and experimental validation
- 出典:
- Naunyn-Schmiedeberg's Archives of Pharmacology
- 2025
- 398
- in press
- DOI:
- 10.1007/s00210-025-04022-0
- 要旨:
- 加齢性腺機能低下症(LOH症)は男性の更年期障害であり、加齢によるテストステロンの急激な減少による精神や身体の不調である。ガラクトースで惹起した老化のモデルマウスにケルセチンを投与すると、精子の運動性が向上し、血中および精巣中のテストステロンが上昇した。ケルセチンは、精巣組織のγH2AXを減少し、Ki67とアンドロゲン受容体(AR)を増加し、AKT1のリン酸化を促進した。ライディッヒ細胞をブレオマイシンで刺激した老化の細胞モデルでもγH2AXが上昇したが、ケルセチンの投与で減少した。同時にARとリン酸化したAKT1の発現も増大した。ネットワーク薬理学は、ケルセチンの役割をAR/PI3K/AKT経路の調節と予測しており、in vivoおよびin vitro実験の結果と一致した。