ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとルテオリンはin vitroモデルでヒト結腸直腸腺癌における5-フルオロウラシルの抗癌効果を増強する: 機構的洞察

Quercetin and Luteolin Improve the Anticancer Effects of 5-Fluorouracil in Human Colorectal Adenocarcinoma In Vitro Model: A Mechanistic Insight

著作名:
Mehmet Kadir Erdoğan
Can Ali Ağca
Hakan Aşkın
出典:
Nutrition and Cancer
2022
74
660-676
DOI:
10.1080/01635581.2021.1900301
キーワード:
5-FU
結腸直腸腺癌
HT-29
ケルセチン
ルテオリン
アポトーシス
要旨:
既存薬5-FUのヒト結腸癌由来HT-29細胞株に対する阻害効果は、ケルセチンもしくはルテオリンの添加が増強した。アポトーシス関連物質(p53・Bax・p38 MAPK・PTEN)の遺伝子発現は、ケルセチンが1.65~8.43倍にし、ルテオリンは1.42~3.29倍にした。一方、抗アポトーシス関連物質(Bcl-2・mTOR・Akt)の遺伝子発現は、ケルセチンが0.32~0.46倍にし、ルテオリンは0.22~0.41倍にした。