ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

II型糖尿病患者の血中の酸化ストレスと一酸化窒素の産生におけるケルセチンの効果

The effect of quercetin on the development of oxidative stress and nitric oxide production in the blood of patients with Type 2 Diabetes Mellitus

要旨:
58.9±1.9歳のII型糖尿病患者36名を対象とする、ケルセチン摂取の治療補助効果を検証した臨床研究。被験者をランダムに2群に分け、21名はケルセチンの錠剤を(用量の記載なし)1日2回摂取し、残る15名は対照群としてケルセチンの摂取をしなかった(プラセボ摂取の有無に関する記載なし)。20日の摂取期間を経た後、ケルセチン群はベースラインと比べて血中の一酸化窒素・アルギナーゼ・マロンジアルデヒドが顕著に低減し(P<0.05)、SODとカタラーゼは顕著に上昇した(P<0.05)。