低酸素血症がラットに誘発した脳損傷におけるフィッシャー比とDNAの損傷: ケルセチンとメキサミンの予防的な役割
Fischer’s ratio and DNA damage in hypoxemia-induced brain injury in rat model: prophylactic role of quercetin and mexamine supplementation
- 出典:
- PLoS ONE
- 2025
- 20
- e0319898
- DOI:
- 10.1371/journal.pone.0319898
- 要旨:
- 亜硝酸ナトリウムで惹起した低酸素血症のモデル(亜硝酸ナトリウムがヘモグロビンと反応するため、低酸素血症のシミュレーションとなる)ラットにケルセチンもしくはメキサミンを投与すると、ヘモグロビン濃度が回復した。同時に、脳内の各種神経伝達物質(ドーパミン・GABA・セロトニン・ノルアドレナリン)も回復した。脳内のDNA損傷とフィッシャー比(分鎖アミノ酸の総数と芳香族アミノ酸の総数の比率)も、ケルセチンとメキサミンが回復した。