ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

閉経後女性の骨および炎症マーカー・体組成・身体機能におけるケルセチンの有効性

Quercetins efficacy on bone and inflammatory markers, body composition, and physical function in postmenopausal women

要旨:
59.2±7.0歳の閉経後女性33名を対象とする、ケルセチンの摂取が骨代謝マーカー・炎症マーカー・骨ミネラル密度に及ぼす影響を検証した臨床研究。被験者をランダムに2群に分け、15名はケルセチン500 mg/dayを摂取し、残る18名はプラセボを服用した。摂取期間は90日とし、二重盲検で実施した。摂取期間終了後の検査を行い、骨代謝マーカー(オステオカルシン・I型コラーゲン前躯体N-ぺプチド(PINP)・I型コラーゲン架橋C末端テロぺプチド(CTX))、炎症マーカー(IL-6・TNF-α・C反応性蛋白質)、骨ミネラル密度をモニタした。ケルセチン群はプラセボ群と比べて顕著に、オステオカルシン(P=0.016)・PINP(P=0.030)・CTX(P=0.023)が上昇し、IL-6(P=0.045)とTNF-α (P=0.021)は低減した。C反応性蛋白質・骨ミネラル密度・体組成・身体機能には、群間有意差を認めなかった。結論としてケルセチンの摂取は、閉経後女性が健康な骨を維持するのに有効である。