ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンは、低酸素環境でPI3Kを介した適応性オートファジーを阻害して、胃癌細胞株MKN-45のアポトーシスを促進する

Isorhamnetin Promotes MKN-45 Gastric Cancer Cell Apoptosis by Inhibiting PI3K-Mediated Adaptive Autophagy in a Hypoxic Environment

要旨:
ヒト由来胃癌細胞株MKN-45を低酸素下に置くと、オートファジーにより増殖が促進される。しかしイソラムネチンは、これを阻害した。イソラムネチンはPI3Kに結合し、MKN-45のオートファジーに必要なPI3K/AKT/mTORシグナル伝達を阻止した。その結果、ミトコンドリア膜電位が下がり、ミトコンドリアを介するアポトーシスを促進した。