ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンはアポトーシスを阻害しNRF2/AREシグナル伝達経路を活性化して、パクリタキセルが誘発した毒性を軽減する

Attenuation of Paclitaxel-induced toxicities by polyphenolic natural compound rutin through inhibition of apoptosis and activation of NRF2/ARE signaling pathways

要旨:
パクリタキセルを過剰投与したマウスは、骨髄・肝・腎中の活性酸素種と一酸化窒素が上昇したが、ルチンの共投与で逆転した。ルチンはNRF2を介して抗酸化剤応答配列(antioxidant response element, ARE)を活性化した結果、GPx・SOD・カタラーゼの活性が上昇した。よって、ルチンの保護作用はNRF2/ARE経路の活性化に基づく。