ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

β-シクロデキストリンを含むケルセチンとドキソルビシンとの包接複合体は、SRC/PI3K/Akt経路を調節して薬剤耐性乳癌細胞の化学感受性を増強する

Enhancing Chemosensitivity in Drug-Resistant Breast Cancer Cells Using β-Cyclodextrin-Loaded Quercetin and Doxorubicin Inclusion Complex via Modulating SRC/PI3K/Akt Pathway

著作名:
Charan Singh Pawar
Karankumar Balamurugan
Sugumar Baskar
N. Rajendra Prasad
Haseeb A. Khan
出典:
Applied Biochemistry and Biotechnology
2025
197
in press
DOI:
10.1007/s12010-025-05219-y
キーワード:
ケルセチン
ドキソルビシン
包接複合体
乳癌
MCF-7
SRC/PI3K/Akt
ABCG2
薬物耐性
要旨:
乳癌細胞MCF-7のドキソルビシン耐性を克服すべく、ケルセチン/ドキソルビシン包接複合体をβ-シクロデキストリンで封じ込めた。得られたナノ製剤をドキソルビシン耐性を獲得したMCF-7に投与すると、細胞毒性が増加し、ミトコンドリア膜電位が低下し、活性酸素種を増大した。ケルセチンはSRCキナーゼシグナル伝達を抑制し、PI3K/Aktの発現を減少して、MCF-7に過剰発現したABCG2を減少した。ABCG2は排出ポンプとしてドキソルビシンを細胞外に流出するため、ケルセチンによる減少にてドキソルビシン感受性が回復した。