ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンを含む塩化亜鉛を担持したウシ血清アルブミンナノ粒子にて、アルツハイマー病を治療する: in vitroおよびin silico研究

In vitro and In silico Anti-Alzheimer study of Rutin embedded with Zinc chloride loaded bovine serum albumin nanoparticles

要旨:
ルチンを塩化亜鉛に埋め込み、さらにウシ血清アルブミンナノ粒子に封入して、粒径が164.8±5.6 nmでゼータ電位が−29.6 mVのナノ製剤を得た。得られたナノ製剤のDPPHおよびFRAPラジカル消去活性は、フリーのルチンに比べて大幅に向上した。チオフラビンTを用いるアッセイにて、ナノ製剤はアミロイドβの凝集を70~80%阻害した。ナノ製剤はまた、血液脳関門(BBB)を良好に透過して、アルツハイマー病の治療薬候補として有望である。