ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

神経炎症のin vivoモデルにおけるケルセチンとケルセチン誘導体の効果: システマティックレビューとメタ解析

Effects of quercetin and its derivatives in in vivo models of neuroinflammation: a systematic review and meta-analysis

要旨:
各種データベース検索により、神経炎症のモデル動物にてケルセチンもしくはケルセチン誘導体の投与が改善効果を示した論文384件のヒットを得た。その中で適格基準を満たした11件を対象に、システマティックレビューとメタ解析を行った。ケルセチンおよびその誘導体は、炎症サイトカイン(標準化平均値差(SMD): -2.00, 95%信頼区間: -3.29, -0.71)およびミクログリア(SMD: -2.56, 95%信頼区間: -4.07, -1.10)を顕著に低減した。ケルセチンおよびその誘導体はNrf2/HO-1経路を活性化して、酸化ストレスとアポトーシスを減少した。