ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

モデル蛋白質としてのウシ血清アルブミンによるケルセチンの安定化

Stabilizing effect of quercetin upon bovine serum albumin as a model protein

著作名:
Amit G. Rathod
Priyanka Tiwari
Jatin Shaily
Sanjay Tiwari
出典:
Colloids and Surfaces B: Biointerfaces
2025
252
114663
DOI:
10.1016/j.colsurfb.2025.114663
キーワード:
ケルセチン
ウシ血清アルブミン
アミロイド
結合定数
要旨:
エタノールはウシ血清アルブミン(BSA)の蛍光スペクトルをブルーシフトし、エタノール濃度が高いほど強度が増加したが、ケルセチンの存在下で逆転した。ケルセチンはBSAの疎水性ポケットに結合して、アミロイド形成を阻害した。298 Kにおける結合定数は1.235 x 10^6 /Mであり、ケルセチンとBSAとの高い親和性と、結合による安定化を示唆した。