ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルシトリンはリポ多糖がマウスに誘発したうつ病様行動を急速に緩和する: 海馬におけるPI3K/AKT/NF-κBシグナル伝達の抑制と、CREB/BDNFシグナル伝達の回復

Quercitrin Rapidly Alleviated Depression-like Behaviors in Lipopolysaccharide-Treated Mice: The Involvement of PI3K/AKT/NF-κB Signaling Suppression and CREB/BDNF Signaling Restoration in the Hippocampus

要旨:
リポ多糖で惹起したうつ病のモデルマウスにケルシトリンを投与すると、スクロース嗜好試験・尾懸垂試験・強制水泳試験のスコアを顕著に改善した。リポ多糖が活性化した海馬中のPI3K/AKT/NF-κBおよびMEK/ERK経路は、ケルシトリンが抑制した。一方、リポ多糖が低下したpCREB/BDNF/PSD95/Synapsin1経路は、ケルシトリンが回復した。PI3K阻害剤はケルシトリンと似た抗うつ効果を示し、ケルシトリンとの共投与で相乗的に効果が増強した。