黄色ブドウ球菌が誘発したウシの乳腺炎における、ケルセチンによる炎症とエピジェネティックの制御
Role of Quercetin in Modulating Inflammation and Epigenetic Regulation of Staphylococcus aureus-Induced Bovine Mastitis
- 出典:
- Journal of Agricultural and Food Chemistry
- 2025
- 73
- in press
- DOI:
- 10.1021/acs.jafc.4c10550
- 要旨:
- 黄色ブドウ球菌に感染したウシ由来乳腺上皮細胞を、乳腺炎の細胞モデルとした。ケルセチンの投与は炎症応答を抑制し、黄色ブドウ球菌による細胞接着を抑制して損傷を改善した。ケルセチンはアデノシンの6-メチル化を阻害して、炎症応答の重要なケモカインであるCCL5の発現を下方調節する、エピジェネティックな乳房炎の作用機序を明らかにした。