ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

枯草菌によるケルセチンの変換と抗癌活性の評価: in vitroおよびin silico研究

Biotransformation of quercetin by Bacillus subtilis and anticancer activity evaluation: in vitro and in Silico

要旨:
ケルセチンを枯草菌ATCC 23,857株で処置した代謝物は、アピゲニン配糖体であり、7位に5単糖(詳細な構造は不明)が結合していた。ヒト由来肺癌細胞株A549におけるIC50値は、得られたアピゲニン配糖体が0.78 mg/mLで、ケルセチンが1.58 mg/mLであった。分子ドッキングの結果、アピゲニン配糖体は肺癌に過剰発現するPI3Kδ(−7.77 kcal/mol)およびカテプシンB(−6.92 kcal/mol)と高い親和性を示した。