ケルセチンは分化した甲状腺癌細胞でPro-NAG-1/GDF15を上方調節して、抗癌活性を誘導する
Quercetin Induces Anticancer Activity by Upregulating Pro-NAG-1/GDF15 in Differentiated Thyroid Cancer Cells
- 出典:
- Cancers
- 2021
- 13
- 3022
- DOI:
- 10.3390/cancers13123022
- 要旨:
- N-アセチルグルコサミダーゼ-1(NAG-1)には、前駆型と成熟型が存在する。甲状腺癌細胞中には成熟型NAG-1が多く、甲状腺組織を形成する正常細胞には前駆型NAG-1が多い。ケルセチンは前駆型の生成を促進するが、成熟型には影響しないことが判明した。ケルセチンは、甲状腺癌細胞に前駆型を作らせ、アポトーシスを促進した。