ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンは抗酸化能を高め真菌量を減少して、Cryptococcus neoformansに感染したラットの酸化的損傷が誘発した腎障害を軽減する

Rutin attenuates oxidative damage-induced renal injury in rats experimentally infected with Cryptococcus neoformans by improving antioxidant capacity and reducing fungal burden

要旨:
予めルチン(50 mg/kg)を投与したラットは、その後の真菌Cryptococcus neoformans感染による腎組織の酸化ストレスが、対照と比べて顕著に軽減した。ルチンの前投与は、腎組織のカタラーゼおよびGST活性が高まり(ただし、SOD活性には差がなし)、活性酸素種とカルボニル化された蛋白質を減少した。ルチンはまた、腎組織のCryptococcus neoformansの量を対照と比べて大幅に減少した。