シグナル伝達経路のネットワークを標的とするケルセチンは、乳癌に対する化学予防の可能性を提供する
Quercetin Offers Chemopreventive Potential against Breast Cancer by Targeting a Network of Signalling Pathways
- 出典:
- Research Journal of Pharmacy and Technology
- 2021
- 14
- 10.52711/0974-360X.2021.00499
- DOI:
- 10.52711/0974-360X.2021.00499
- キーワード:
- 乳癌
- MCF-7
- MDA-MB-231
- ケルセチン
- 遺伝子発現
- 要旨:
- ヒト由来乳癌細胞株MCF-7およびMDA-MB-231を用いる、ケルセチンの薬効評価。それぞれの細胞株に対するIC50値は48時間で、151 μMおよび958 μMであった。ケルセチンは、サバイビン・STAT3・IL-6・VEGF・Slug・MMP7の遺伝子発現を下方調節した。MCF-7におけるSnailとNotch-4の遺伝子発現には影響を与えない一方で、MDA-MB-231ではSnailを顕著に下方調節した。