ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ナノ粒子ポリマーでケルセチンとカフェ酸フェネチルエステルを結腸癌細胞に同時送達して、抗腫瘍効果を改善する

Co-delivery of quercetin and caffeic-acid phenethyl ester by polymeric nanoparticles for improved antitumor efficacy in colon cancer cells

著作名:
Reyhan Dilsu Colpan
Aysegul Erdemir
出典:
Journal of Microencapsulation
2021
38
381-393
DOI:
10.1080/02652048.2021.1948623
キーワード:
ケルセチン
カフェ酸フェネチルエステル
ナノ粒子
結腸癌
HT-29
要旨:
単分散W/O/W乳化法により、ケルセチンとカフェ酸フェネチルエステルをポリ乳酸-グリコール酸に担持したナノ粒子を得た。平均粒子径は、237.8±9.670 nmであった。このナノ粒子の、ヒト由来結腸癌細胞株HT-29へのIC50値は、24時間で11.2 µg/mL、48時間で8.2 µg/mLであった。また、ナノ粒子によるmRNAの発現は、ケルセチン単独時と比べて、カスパーゼ-3で2.4倍、カスパーゼ-9では2.0倍に増強された。